教育ICTリサーチ ブログ

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淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.2(2022年9月27日)

 弊社フューチャーインスティテュートは、淑徳小学校放課後クラブ 淑徳アルファで、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を行っています。

 1年生の多くは、マウスを使ったこともなかったり、手が小さくて上手にマウスを操作できなかったりもしますので、最初のうちはクリックやドラッグなどの練習を楽しくできるようにカリキュラムを作っています。
 そのひとつに、タングラムを使った練習課題があります。schoolTaktで配布するシートに、自分で動かせる4つの同じ形の三角形と、三角形をぴったりはめる見本(違う色で作って、移動できないようにしてあります)を中央に配置しておいて、動かせる三角形をドラッグして動かして、見本と同じ形を作ってもらいます。
 見本どおりの形を作るためには、最初の三角形はそのまま移動するだけで見本にはめられますが、それ以降は三角形を回転させないと見本にはめられないようになっています。子どもたちから、「これじゃ無理!」「まわせないの?」と質問があがるので、そこで操作を説明するようにしています。ぴったり上手にできなくても全然かまいません。回転させて、移動させて、というのが自分の手でできればそれでOKだと思っています。もちろん、みんなで助け合いながらやっていきます。

 1学期から、このタングラムを作りながらドラッグなどの基本操作に慣れるためのプログラムに取り組んできたのですが、夏休みをはさんで2022年9月27日の授業で、図形をコピー&ペーストして増やして、回転させたり、移動させたり、大きさを変えたりしてオリジナルの絵を描く活動が終わりました。

 図形をいくつも組み合わせて幾何学模様にする子もいますし、図形を上手に配置して、そこにペンツールで少し線を描き足すことでイラストを作る子もいました。

 クラスメイトの作っている作品を見られるようにしているので、良いアイデアはどんどん取り入れて制作に取り組みます。楽しく絵を描きながら、クリック、ドラッグやコピー&ペーストなどの基本操作に慣れていくことができます。

 No.3に続きます。
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(為田)