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近畿大学附属小学校 授業レポート No.4(2022年10月3日)

 2022年10月3日に近畿大学附属小学校を訪問した際、昼休みに屋上庭園を見せていただきました。

 屋上庭園にはいろいろな植物が植えられていて、教科書に出てくるすべての植物を校内で実物に触れられるようにと考えているそうです。「ごんぎつね」に出てくるヒガンバナがあります。

 そのほかにも、フウセンカズラやワタなどもありました。日々、植物が生長していくのを見られるのがいいなと思いました。また、実がなっていくところを見られるのはいいなと思いました。

 パセリにはキアゲハの幼虫がたくさんすんでいました。キアゲハの幼虫は、教室でも飼っているそうで、昼休みには先生が屋上庭園に餌となる葉を取りに来たりもしていました。

 デジタルの活用が進んでいるからといって、実物に触れることの重要性は減りません。実物に触れる機会がまったくなくなるわけでもありません。こうした花や実を見て、そこに生きている生き物を見て、自分のiPadで記録をとって見返したりすることも可能になります。

 すべての家庭でこうして植物や生き物を子どもたちの身近に置くことはできませんので、学校という場で子どもたちのそばにあって、それを先生が介在して授業で扱う教材と組み合わせて触れられるようにするのは、とてもいいことだと感じました。

(為田)