教育ICTリサーチ ブログ

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MicrosoftがWindows 11にチャットAI「Windows Copilot」を搭載と発表

 これまでbingでチャットAIを使ってみるエントリーを書いてきましたが、MicrosoftはOSであるWindows 11にチャットAI「Windows Copilot」を搭載すると2023年5月23日に発表しました。
 Windows Copilotがどんな感じで使えるのか、Windows DeveloperのYouTubeで動画が公開されています。1分23秒の短い動画ですが、Windows 11のタスクバーのボタンを押してチャットAIに自然な文章で会話するだけで、さまざまな操作をすることができます。

 動画の中で紹介されているいくつかの機能をまとめてみました。ぜひ、動画を見てみてください。

  • 「How can I adjust my system to get work done?(作業するためにシステムをどう調整できる?)」と入力すると、「フォーカスタイマーが使えます」「ダークテーマが使えます」と2つの方法を教えてくれます。そのままWindows Copilotのなかでボタンが出るので、クリックするだけでダークテーマに変更したりもできます。
  • Windows Copilotの入力欄にPDFファイルをドラッグして持っていくと、「Explain(説明して)」「Rewrite(書き直して)」「Summarize(要約して)」とボタンが出てきて、ボタンをクリックするだけでようやくの文章が返ってきます。
  • 「What's great music to work to?(作業中に良い音楽は?)」と書けば、Spotifyまで起動してくれる様子も出てきます。

www.youtube.com

 2023年6月にはWindows Copilotのプレビュー版が利用可能になる予定だそうです。
 bingでチャットAIを使っていても便利だと感じていましたが、OSであるWindows 11に搭載されることで、直接的にWindows PCの設定を変更したりアプリやファイルシステムに対しての操作も行えるようになります。
 ここまでOSでできるようになったら、一人1台の情報端末で子どもたちはどこまでのスキルをもっていればいいのかということを考えなければいけないなと思います。

(為田)