CNET Japanの記事「世界ウェアラブル市場、2023年に持ち直し2.4%増の5億台超へ--成長基調で2027年に6億台超」によると、2023年の世界のウェアラブルデバイスの出荷台数は、前年比2.4%増の5億410万台と見込まれているそうです。
デバイスのタイプ別では、イヤウェア、ついでスマートウォッチ、リストバンド型デバイスとなっていますが、出荷台数のシェアで見ると、イヤウェアが62.1%、スマートウォッチが31.2%、リストバンドが6.4%となっています。いちばん普及しているウェアラブルデバイスは、イヤウェアなんですね。
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イヤウェアと言えば、日頃、電車で通学している高校生を見ていると、ワイヤレスイヤホンをしている割合が高くなってきたなと思っています。
日本の高校生世代で、どれくらいワイヤレスイヤホンが使われているのだろうと思ってBingで検索してみました。2020年に出ている調査では、10代で59.4%がワイヤレスイヤホンを使っているそうです。
Bingが教えてくれた出典元であるTesTee(テスティー)のサイトをチェックしてみると、男女10代557名の回答で、2019年は32.6%だったのが、2020年は59.4%となっています。この感じだと、いまはもっとたくさんの人が使っているだろうと思われます。
lab.testee.co
うちの高校1年生の息子もAirPods使っていますが、外出するときはもちろん、家にいるときのほとんどの時間、耳にAirPods入っています(片耳はコミュニケーション用に空いています)。
どんな情報が耳から入っているのかは外から第三者には聞こえないからわかりませんが、Spotify(Premium Familyアカウント利用中)を聴いていたり、YouTubeを楽しんでいたり、YouTubeで勉強していたり、いろいろ使っているようです。
高校生くらいになると、通学時間や放課後、部活動など、いろいろな場面でワイヤレスイヤホンの使い方が出てくるんだろうなと思います。
授業動画を聴きながら登下校することもあるだろうし、集中するためにノイズキャンセリング機能を使うこともできそうです。ダンスをしている人が、ワイヤレスイヤホンで曲を聴きながら練習をしている、という話も聞いたことがあります。もし全員が持っていれば、吹奏楽部のマーチングなどの全体練習でも、全員に指示を通すことがしやすくなって練習の質が上がりそうです。学校行事の運営でもトランシーバー代わりに使えそうです。
いちばん普及しているウェアラブルデバイスとなっているイヤホン、特にワイヤレスイヤホンを、高校生たちがどんなふうに使っているのか、高校の先生に伺ってみたいです。僕ら世代が思いつかない使い方もしているんじゃないかな、と思います。
(為田)