教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.1(2022年12月)

 弊社フューチャーインスティテュートは、淑徳小学校放課後クラブ 淑徳アルファで、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を行っています。3年生のクラスでドローンTello EDUを活用した授業にチャレンジしてみました。
 ドローンの動きをプログラミングする授業も考えましたが、ブロックを組み合わせてプログラミングをするのはこれまでHour of Codeなどで学んできているので、今回はドローンを使った動画撮影をして、その動画をCanvaを使って編集することにしました。
 自分の目の届く授業のなかで、子どもたちが新しいテクノロジーを実際に使ってみる場面を多く作りたいと思っています。

 2022年12月、冬休みで参加者が少なかった授業で、ドローンを教室で飛ばしてみました。iPadのアプリ「Tello」を起動してWiFiでドローンと接続し、簡単なボタン操作だけを教えるとすぐに飛ばせるようになりました。

 iPadで起動しているアプリ「Tello」の画面でドローンのカメラで撮影している映像を見ることができます。操縦に慣れてきたところで、隣の図書室へ移動して、ソファの間を低空飛行しながら、動画を撮影しました。ソファにぶつかりそうになったり、書棚にぶつかりそうになったりもしますが、「ぶつかっても大丈夫だよ」と伝えて、やってみたい操縦をどんどんやってもらいました。「ぶつけないでね」「壊さないでね」と言うよりは、撮りたい映像を撮影しようとしたけど失敗してしまった、今度は気をつけよう、という経験をしてほしいと思います。
 ドローンTello EDUのバッテリーで飛ばせる時間は約13分です。いろいろなところを飛ばして、最後はバッテリーがなくなって不時着しました。

 はじめてのドローン撮影は楽しかったようで、「これ、今日休んでるみんなにも見せたい!」と言っていました。
 また、「他の場所でも撮ってみたい」とたくさんアイデアが出てきたので、冬休み明けの3学期の最初の授業で、クラスみんなでドローンで撮影してみたい動画のアイデアを出し合うことにしました。

 No.2に続きます。
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(為田)