教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

【イベント情報】仙台白百合学園小学校 第5回 公開授業研究会(2024年11月22日)

 2024年11月22日に仙台白百合学園小学校で第5回 公開授業研究会が開催されます。弊社フューチャーインスティテュートの佐藤靖泰は、仙台白百合学園小学校の教育アドバイザーをさせていただいていまして、今回はパネルディスカッションに登壇します。パネルディスカッションのテーマは「自己調整とICT」、パートナーは為田が事務局を務める192Cafeの創設メンバーである宝仙学園小学校の吉金佳能 先生です。

第5回公開授業研究会(11/22) | 仙台白百合学園小学校

 昨年度から引き続き、研究主題は「学びを自己調整する子どもを育む」となっています。当日は、4年生の算数と理科の2教科が同時進行していく授業が公開されるそうで、そのなかで子どもたちが学びを自ら計画し、実行していく中で、自己調整する力を育む授業を目指しているようです。

 公開授業、協議会を経てからのパネルディスカッションで、「自己調整とICT」というテーマでどのようなことが話し合われるのか、とても楽しみです。

 吉金先生と佐藤に、こんなことをパネルディスカッションで話してみたいこと、参加者と共有したいこと、見どころなどをきいてみました。

仙台白百合学園小学校では「子どもたちが中心になる授業ってどういうもの?」「教師の役割は?」「自己調整ってどういう姿?」「授業の組み立てはどうすればいい?」などなど、日々問い続けています。今年度は全学年で授業実践に取り組んでいるところです。先生方のパーソナリティを生かして様々な形の実践を模索していますが、やればやるほど、子どもたちは学びを楽しみするようになっている反面、先生方の疑問や迷いも多くなってきているようです。今回の公開授業を通して、仙台白百合学園小学校ならではの「子どもたちが自分で掴みに行く学び」が実現できるように、多方面から迫りたいなと思っています。宝仙学園小学校の吉金先生の先駆的な実践の実際からも、学校現場ならではの生のお話を伺いたいと思っています。吉金先生のご来仙は貴重な機会かと思います。ぜひ現地にお集まりいただければ(もちろんオンラインでも!)と思います。
(フューチャーインスティテュート 佐藤)

私の学校もここ数年「学習者中心の学び」を研究テーマに掲げ、各教科や総合での教育研究を進めています。目指すのは、「主体的な学び」と「深い学び」の両立です。まさに、言うは易く行うは難し。悩みながら、子どもと向き合う日々を過ごしています。
さて、今回の研究会の大きなキーワードである「自由進度学習」。
理科での実践はあまり多くないと思います。そうした中でのご提案、本当に楽しみですし、きっと価値あるものになると感じています。
後半のパネルディスカッションでは、実践家として、自己調整する力を育むための授業について、授業デザイン、そしてIC活用という視点でお話したいと考えています。そうした話を切り口に、講師の佐藤さん、そして参加者のみなさまと、これからの教育の在り方について、深められることを楽しみにしています。
(宝仙学園小学校 吉金先生)

 最後に、仙台白百合学園小学校の早坂博之 校長先生にも、今回の公開授業研究会についてのコメントも伺いました。

現在の学校、取り分け小学校は課題が山積しています。中でも、未来を生きる子どもたちに必要な学力やスキル、マインドを身に付けられる学校にしてあげることは、公教育の大命題であるはずです。ここ数年で、学校を構成している「物・こと・人」は大変なスピードで変化してきたと感じます。それらを踏まえた上で突破する学びが、自己調整できる子どもたちの育成だと考えています。今回の研修会では、宝仙学園小学校の吉金佳能先生、フューチャーインスティテュートの佐藤靖泰先生のお力をお借りしながら、参加される皆さんと、答えのない課題に挑戦していけたらと思っています。たくさんのご参加お待ちしております。

(仙台白百合学園小学校 早坂校長先生)

 関心がある方は、会場での参加だけでなくオンライン参加もできるようなので、ぜひご参加下さい。申込みはこちらのフォームからどうぞ。

el.sendaishirayuri.net

(為田)