教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍ご紹介:『学びを変えるラーニングアナリティクス』

 京都大学学術情報メディアセンター教授の緒方広明先生と日経BP日経パソコン編集長・教育とICT Online編集長の江口悦弘氏による『学びを変えるラーニングアナリティクス』を読みました。

本書は、以下のような構成になっています。

  • 序章:エビデンスに基づく確かな教育を求めて
  • 第1章:個別最適な学びに必要なラーニングアナリティクス
  • 第2章:ラーニングアナリティクス研究の最前線
  • 第3章:授業と学びはどう変わったか
  • 第4章:授業でBookRollを使ってみよう
  • 終章:教育データ利用の社会原則 全ては学習者のために

 弊社フューチャーインスティテュートが学校改革アドバイザーとして参観している仙台白百合学園小学校は、東北大学大学院情報科学研究科教授の堀田龍也先生のお導きで「初等中等教育におけるラーニングアナリティクスに関する実践的研究プロジェクト」の実践協力校としてラーニングアナリティクス研究に参画してきました。その内容が、第3章3節で紹介されています。
 第3章「授業と学びはどう変わったか」では、公立高等学校(附属中学校)での実践の紹介(第1節、第2節)に続いて、仙台白百合学園小学校・宮城県富谷市立富ケ丘小学校、宮城教育大学附属中学校が取り上げられています。教育データの利活用によって授業のつくり方や進め方、時間の使い方がよりよく変化する可能性があることが、実践と堀田龍也先生の解説で分かりやすく示されています。

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 本書に掲載された仙台白百合学園小学校の実践は、東京ファッションタウンビル で開催されるNEW EDUCATION EXPO(NEE)の6月3日(土)13:00からのセッション「小中学校における授業改善のためのラーニング・アナリティクスの可能性」でも発表される予定です。

(佐藤)