2024年10月2日の日本経済新聞で、「私だけの卒業アルバム」という記事が載っていました。
小中学校の卒業に合わせて生徒が受け取るアルバムが進化する。アルバム印刷で国内首位のダイコロ(大阪府枚方市)は修学旅行などの学校行事をベースにしながら、一人ひとりに焦点を当てた写真を載せるアルバムの比率を5割に高める。
記事の中では、ダイコロにアルバムを委託している学校として、同志社中学校が紹介されていました。生徒1人ずつのポートレートに加えて、1ページを9分割(年によって変動)して生徒9人(同)ずつの写真を掲載するページを4~5ページ設けていて、生徒が好きなポーズ、好きな服装でとった写真が載るそうです。パーソナライズが進んでいることがわかります。
ダイコロのサイトを見てみると、「卒アルモバイル」という卒業アルバム専用アプリがありました。デジタルの卒アルで動画音声も入る「卒アルモバイル」と、紙の「卒アルブック」と、その両方の購入を選ぶこともできるようです。
卒業アルバムにもDXやってきているかもしれない、と思った記事でした。
「自分が卒業生だったらどうだろうか」と考えます。卒業アルバムは思い出にはなるけれど、いつでも見返すということはないし、クラウドにあればいいだろうか…。そもそも、いまの中学生・高校生くらいは自分のスマホをもっていたらカメラロールにたくさんの思い出の写真もあるでしょうし。でも、卒業アルバムはやはり別かな…。
保護者としてだったら、やはり紙のアルバムが思い出としてほしい、と思うでしょうか。「そもそもアルバムは誰のためのもの?」とかも考えたくなります。
中学生・高校生と「デジタルの卒業アルバムってどう?」と話し合ってみたり、デジタルの卒業アルバムと紙の卒業アルバムのメリット・デメリットを比較したり、授業で話し合ってみてもおもしろいかもと思いました。
(為田)