2月11日(大阪会場)と2月14日(東京会場)に開催されたトッパン教育情報化セミナーのレポートが、凸版印刷のサイトにて公開されました。教育ICTリサーチ 研究員の為田がパネルディスカッションのモデレーターとして参加しました。
2015トッパン教育情報化セミナー | TOPPAN SOLUTION
以前、大阪会場のパネルディスカッションについては文字起こしをしてレポートしましたが、図版なども多く入った形でよくまとまっていますので、ぜひこちらの公式レポートの方もご覧いただければと思います。それぞれのパートにつきまして、コメントもつけてみました。
- インストラクショナルデザイン~授業方法と学習形態の工夫~(奈良教育大学大学院 教授 小柳和喜雄氏)
- インストラクショナルデザインは、「授業のデザイン」のことです。ICTをどのように授業に導入するのか、ということを、「導入すればいい」というのではなく、どう導入するのか、何を目指すのか、ということをしっかり考えなければならない、というシンプルですけどとても重要な問題提起だったと思います。
- 小柳先生が使われている、授業方法カードという素材も見せてくださいました。この授業方法カード、研修などで使ってみたいな、と思いました。
- タブレット端末の活用を最適化する授業設計(金沢星稜大学 人間科学部 教授 村井万寿夫氏)
- 村井先生は、現場で教えてきた経験に基づいた話をしてくださいました。良い授業の要件を10個挙げてくださったり、タブレット端末の活用を最適化する授業設計として、7つの分節を紹介してくださいました。
- パネルディスカッション大阪会場
- 大阪でのパネルディスカッションは、教育委員会の指導主事の方に多く参加していただき、各校にICTを導入していく立ち位置からのお話を伺いました。
- パネルディスカッション東京会場
- 東京でのパネルディスカッションは、現場の先生方に多く参加していただき、どうICTを使っているのか、という立ち位置からのお話を伺いました。
パネルディスカッションのモデレーターを大阪と東京でさせていただき、感想として持ったのは、みなさん「良い授業がしたい」「子どもたちが学びを楽しめるようにしたい」という気持ちは同じだという、当たり前のことでした。それぞれの立ち位置でできることをしていく、それに「ダメ出し」ばかりしていてもどこにもつながっていかないと思うので、「うまくいっているところ」を探しながら、積み上げていくしかないのではないかな、と思います。
ご参加いただいた先生方とのご縁もいただきましたので、ぜひ学校を見学させていただこうと思います。みなさんががんばって積み上げて、作ってきているシステムが、実際に現場でどんなふうに子どもたちに使われているのかを見て、横にさらに広げていく、という仕事をしていきたいと思います。
ict-in-education.hatenablog.com
ict-in-education.hatenablog.com
ict-in-education.hatenablog.com
ict-in-education.hatenablog.com
ict-in-education.hatenablog.com