FNNの10月13日放送のニュースで、教育ビッグデータが取り上げられていました。
headlines.yahoo.co.jp
漢字ドリルにQRコードがついていて、テスト終了後にスキャナにかけて、そのデータが岡山大学・寺澤孝文教授の研究室に届くというものです。
正解したかをチェックする欄と、その漢字がどのくらい身についたのかチェックする欄などがあるようです。全然だめから「よい」まで4段階でチェックをするということです。
こうしてスキャナが送られてきたデータにより、「どのくらいあけてテストをするか」という時間状の条件が非常に大きな効果をもつことがわかってくるそうです。
一方で、1人ずつがスキャンするというのだとどうしても時間がかかってしまう、という実証研究をしている小学校の校長先生のコメントも取り上げられています。
でもこれ、ある程度の台数でタブレットを入れて、写真撮影して送るようにしたり、デジタルペンの技術と組み合わせてやれば、時間はほとんどかからなくなるのではないかと思います。
あとは、このデータを先生がどうやって教室の授業に反映していくのか、というところに興味がありますね。
こうして、「どう学んでいるか」というのがテストの点数より前の過程で目に見えるようになるのは非常に大切だと思っています。
研究されている、寺澤孝文教授を検索かけてみると、科学研究費助成事業データベースで出てくる研究の数々が非常におもしろそうです。書籍化されていないものも読んでみたい(どこで読めるのだろう…)
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/90272145
また、本ブログでも、以前にやはり教育のビッグデータの記事が出た時に、一度言及していました。
blog.ict-in-education.jp
(為田)