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森村学園初等部 授業レポート No.2(2021年5月31日)

 2021年5月31日に、森村学園初等部を訪問し、今野順 先生が担当する5年生の算数の授業を見学させていただきました。今回の授業は「平均」の単元で、一人1台のiPadでPagesを使って自分の漢字テストの点数をグラフで表し、さらにそこに平均値機能を使って平均値ラインを書き込んでいました。
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 Pagesに入っているグラフのデータを編集すると、スプレッドシートが表示されます。もともと入っているテンプレートのデータを消して、自分の漢字テストの点数を入力していきます。データを入力すると、すぐにグラフが更新されます。
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 スプレッドシートの良い点は、平均値を出したり、グラフを表示したり、これまで計算や作図に時間がかかっていたものを瞬時に行えることです。今回、今野先生は、「次の漢字テストで何点とれば自分の平均点が90点以上になるかを考えてみましょう」というふうに試算をしてみるように子どもたちを導いていました。
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 グラフの下に、計算式を書いたり、感じたことや考えたことを書くこともできます。計算機能は人間よりもデジタルの方が圧倒的に強く、かつ子どもたちにそれがわかりやすく伝わる部分なので、使っていけるといいと思いました。
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 この延長上に、手計算ではやりたくもないような膨大な数のデータで平均を出してもらったり、データ件数が多いときにインパクトを与えるためにはどうすればいいのかという平均の特性について話し合ったり、算数的な思考にじっくり取り組むための道具としてテンプレートファイルを磨いていったらおもしろそうだと感じました。

 No.3に続きます。
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(為田)