2018年5月13日に、イベント「みんなでつくる！情報時代の学校～教師・家庭・地域・民間をICTでつなぐとできること」をNTTドコモ東北支社の会議室にて開催しました。
今回は、東京書籍の清遠和弘さんによる、明石台小学校でのやるKeyの学習履歴を見てのコメントを、現場から発信したTwitterのまとめを中心にレポートします。
明石台小学校での学習履歴を見てのコメント（阿部先生と齋藤先生も覗き込みます）。こうしてドリルの成果が見える。同じ単元なのに、児童の学習履歴は千差万別。最後の結果だけでなく、プロセスをみることができるのが特徴。（清遠さん） #情報時代の学校 pic.twitter.com/hYUS0KPeGq
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年5月13日
学年、単元によっても、出現回数の傾向はまったくことなる。それぞれの単元において、頭の方が出現回数が多い（＝ちょっと難しい）。計算のやり方を覚える頭の方、後半に行くに従って計算の手順・手続きになっていくので、ドリルで繰り返すごとにできるようになっていく？（清遠さん） #情報時代の学校 pic.twitter.com/0ozNqqtso7
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年5月13日
4年生の急にわからない子が増えるところは何なのか？ここは分配法則、交換法則、結合法則のところ。計算法則は子どもたちにとって難しい。ただ、分配法則は2年生からずっと出てきている。この定着は、下の学年でのつまずきを引きずっているのかもしれない。（清遠さん） #情報時代の学校 pic.twitter.com/l2J3gsp21Y
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年5月13日
先生方が自分の見とりと照らし合わせながら、清遠さんのコメントに聴き入っていたように思いました。
まとめで清遠さんは、以下のような項目を「やるKeyの可能性、教科書会社としての期待」として挙げていました。
- 個々の児童生徒へのよりきめ細かい対応
- 他人の眼を気にせず，自分の進度で，自分に合った問題に取り組める
- 一見分かりにくい個々人の小さな頑張りを可視化することができる
- 教材（教科書）や指導へのフィードバック
- 各大問（毎時間）ごとの理解度を確認し，教材設計や授業計画に生かすことができる
- 学年を超えたデータの蓄積と，見えないつまずきの可視化
- 個々の児童の全学年までの学習状況をより詳細に把握することができる
- 各つまずきポイントの出現回数や関係性を調べることで今までは見過ごされてきた見えないつまずきを発見できる可能性も
実際に明石台小学校で、デジタルドリル「やるKey」を使った学習履歴のログと、先生方の見とりと、教科書会社の見解とが、一緒になっていた場は、本来あるべき形のひとつだな、と思わされました。
No.5に続きます。
blog.ict-in-education.jp
（為田）
