FutureEdu TokyoのYouTubeチャンネルで、動画「STEAM / PBL とは」を見ました。この動画は、PBLの先駆者である、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴにある High Tech High の取材から、STEAM / PBL とはどのような学びかを紹介する動画です。
PBL(Project Based Learning)は、非常に興味があるものではありますが、既存教科とどう結びつくのだろう?というところがまだまだ自分の中ではっきりしていなくて、その点についてのコメントなどを中心にメモをとることが多かったように思います。
動画の中に出てくるHigh Tech Highの先生方のコメントでは、「学習項目はなくてもいい」というふうな言葉はありませんでした。きちんと融合させているということがわかります。
- より深くPBLを実践していくほど、学習項目を取り入れるのは簡単で、プロジェクトのゴールに向かう形で取り入れていけばいいということが分かります。
- プロジェクトと基礎科目の学習を融合するようにとても意識しています。例えば3年生は、プロジェクトの時間とは別に毎日90分の国語の時間と1時間の数学の時間を設けています。
- 他の学校と同様の学びを、より深く創造的な体験にするために学習項目をどのようにより深い学びにつなげることができるかを検討します。
小学校の先生が言っていた、「社会に貢献する人間になるためにはどういうスキルが必要か」を学んでいるというのは、とても大切なことだと思います。たしかに、動画のなかで「プレゼンテーションはこれからは大事だ」と言う生徒が出ていたり、こうした気づきを子どもたちが得ているように感じました。
- 6歳や7歳の1年生を教えていて気づいたことは、PBLでは、子どもたちが自分がどういう学び方をするのかを発見し、社会に貢献する人間になるためにはどのようなスキルが必要かを体験的に学んでいるということです。
動画の後半では、High Tech Highの先生方を招いて日本で行ったワークショップの様子が登場します。何人か知っている先生方の顔が見えます。ぜひ、お話を伺ってみたいです。
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14分の動画が少し長いな、という方は、先にショートバージョン(3分29秒)を見るのもいいかもしれません。でも、ぜひ時間をとって、ロングバージョンを見てみてください!
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どんどん、こうした新しい教育にチャレンジする学校が増えてくるといいな、と思います。学校/先生も、クリエイティブであることが求められる時代だな、と本当に感じます。
(為田)