新R25で、新しいことにチャレンジする73歳の寿司職人、寿司屋「鮨ほり川」の堀川さんのインタビュー記事「73歳でnoteを始めた寿司職人。「自分の貯金だけで勝負していると、終わりが来る」」が掲載されていました。寿司屋「鮨ほり川」は1975年に東京・下北沢にて店を構え、今年で45年を迎る老舗だそうです。堀川さんは、コロナ状況下をきっかけにnote、Instagram、TwitterなどのSNSをスタート。若いアルバイト店員に教えを乞いながら、家でも作れる「野菜寿司」や「フルーツ寿司」のレシピを公開しています。
すごく刺さる言葉が多いです。お寿司屋さんの仕事論として読むのではなく、自分の仕事や自分の身近にある仕事に置き換えて考えられることもたくさんあると思います。
- もちろん、今回のコロナでお客さんが店に来づらくなったのもきっかけでした。できるだけ自然なかたちで、若いお客さんともコミュニケーションがとりたくて。
皆さんにとっては、SNSが当たり前に生活のなかにあるでしょう。お客様の当たり前に合わせていくのも商売ですから。- アルバイトをしてた子に教えてもらったり、手伝ってもらったりしながらですよ。
- 自分にできることが増えて、レベルアップした感じがしますね。
- そもそも僕たち寿司屋の仕事は、「旬のおいしいものを楽しんでもらう」ことに尽きます。
寿司の作り方をnoteで伝えるのも、店で旬の魚を勧めて握ってあげるのも、根本的には同じ「おいしいものを知ってもらうために、寿司職人ができること」をやってるだけ。
お客さんのいる場所が店なのか、noteなのかだけの違いです。- 長く続けているとね、「貯金だけで勝負すると、いつか終わりが来る」とわかるんですよ。
私も40~50代くらいのときには、それまで積み重ねた寿司の修行や魚の知識、現場での経験値で十分に勝負できると考えていました。
でも、自分の知っていることだけを大事に大事に抱えていると、新しいことにチャレンジできなくなる。
note、Twitter、インスタもされているとのことです。「皆さんにとっては、SNSが当たり前に生活のなかにあるでしょう。お客様の当たり前に合わせていくのも商売ですから」、と言う堀川さんの言葉に、背中がシャンと伸びます。ぜひ、インタビュー全文をR25でお読みください。
(為田)