教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍ご紹介:『だから僕は、ググらない』

 浅生鴨さんの『だから僕は、ググらない』を読みました。ググる=インターネット検索をする、のは、ICTを授業で活用するなかで出てくるようで、なかなか効果的にググれるようになるのは難しいので、タイトルの「僕は、ググらない」は興味深いなと思って読みました。

面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。

面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。

  • 作者:浅生 鴨
  • 発売日: 2020/01/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 著者の浅生鴨さんは、元NHK職員で、NHKの広報Twitterアカウント(NHK_PR1号)であった人です。いまは作家、広告企画制作者として活躍されています。「創造的であること」ということについて参考になる箇所が非常に多かったので、とったメモを公開します。こうした考え方を、子どもたちに授業のなかで伝えられたらな、と思いました。意識して子どもたちの前に立ちたいな、と思います。

「みんなと同じような答えをしてはいけない」だとか、逆に、「みんなに合わせなければならない」だとか、とにかく僕たちは周囲の「みんな」が、どういう状態にあるのかを気にする。気にしすぎている。
その結果、オリジナルであることに固執する。
けれども僕は、みんなのことよりも、自分がそのアイデアをどう考えたかのほうが大切だと思う。
たとえ結果が似ていても、考える過程までが似ているとは限らない。
だから人のことなど気にせず、どんどん好きに考えればいい。(p.25)

僕だってもちろんネットの検索はするし、一度調べ始めたら、どこまでもしつこく検索するほうだと思うけれども、何かを考え始める前に、まず検索することはない。
検索を始める前に、自分の頭であれこれ妄想して、アイデアの手触りを掴みたいのだ。
自分が本当は何を求めているのかがわからないうちに検索を始めるのは、よくないのではないかと僕は思っている。
ネット検索は便利で早くて、すぐにいろいろなことを知ることができる。
上手く使いこなせば、強力な武器になる。
だからこそ、僕はすぐには手を出さないようにしている。
あまりにも便利すぎるから、自分で考えることを忘れてしまいそうになるのだ。(p.204-205)

 最後の「上手く使いこなせば、強力な武器になる」「あまりにも便利すぎるから、自分で考えることを忘れてしまいそうになる」というのは、そうだなあと感じる部分です。

 検索云々も大事ですが、「自分で考えることの楽しさ」を身につけてもらわなければだめだな、と感じるのでした。

(為田)