河合楽器製作所のiPadで使えるアプリ「おんぷノート」を使ってみました。iPadで白紙の楽譜に音符を書き込んでいくことができます。
楽譜の上に、○を書くと自動的に音符になります。全音符、2分音符、4部音符など、それぞれ書き方のヘルプ動画も収録されていますので、すぐに慣れると思います。音符を書くときは、ペンを使う方が書きやすいですが、指でも書けないことはありません。
iPadでピンチアウト(2本指で触って広げること)をすると、楽譜が拡大表示されます。逆にピンチインすれば全体を見ることができますので、書く場所を拡大して書いて、全体をみるときは縮小して確認したらいいと思います。
上のメニューのところにある再生ボタンを押せば、自分が書いた楽譜のとおりに演奏されます。書いてある「音符」「楽譜」と、実際の「音」「音楽」の関係というのが、音楽が苦手な人には見えにくいところなので、こうしてすぐに音になるのはすごくいいのではないかと思います。
また、演奏する楽器を変えることもできます。最初は「グランドピアノ」になっていますが、ボタンをタップすると、いろいろな楽器を選ぶことができます。ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器だけでなく、バイオリンやコントラバスなどの弦楽器やクラリネットなどの管楽器、リコーダーや和楽器も選ぶことができます。
楽譜と演奏の間にちょっと距離を感じてしまう小学生、中学生も多いのではないかと思います。音楽の授業でのツールとして「おんぷノート」を使ってみるといいのではないかと思いました。
(為田)