ポプラ社から発売されている、『答えのない道徳の問題 どう解く? 正解のない時代を生きるキミへ』を読みました。
本のなかには、たくさんの「答えのない問題」が掲載されています。僕は特に下の3つの質問が好きで、実際に子どもたちと一緒に考えてみたいな、と思いました。今度やってみようと思います。
- できる、どう解く?
- 得意なことをのばすのと、苦手なことをなくすのは、どっちが大切なんだろう?
- ねっちゅう、どう解く?
- 勉強をずっとしても怒られないのに、どうしてゲームをずっとしてると、怒られるんだろう?
- ガマン、どう解く?
- つらいとき、ガマンするのとガマンしないのは、どっちがいいんだろう?
それぞれの問いについて、「考えるヒント」としてコメントを多様な人たちが寄せてくれているのもおもしろいと思いました。上の3つの問いに答えてくれているのは、教育学者の汐見稔幸 先生、動物学者の今泉忠明 先生、お笑いコンビ ティモンディの高岸宏行 さんでした。
答えのない問題に取り組むことができるようになることは、とても意味のあることだと思います。学校の教室で、クラスメイトと先生と一緒に考える時間をとることで、他の人の考えも知ることができるし、多様性を受け入れる素地を作ることにも繋がると思います。
授業で使えるように、ワークシートなどもサイトで用意されています。こちらも見てみるといいかと思いました。
www.mcdonalds.co.jp
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3年前に発売された、『答えのない道徳の問題 どう解く?』の続編です。3年前の本については、本の紹介だけでなく、授業で使われている様子についても紹介しました。
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(為田)