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教材で使えるかも?:【編集は語る】第一学習社 国語課のディープな座談会『国語便覧』

 高校生の頃、『国語便覧』は授業中にパラパラとめくって楽しんでいた本でした。いろいろな情報がコンパクトに詰まっていて、図版や写真が多くて、古文や漢文の背景を教えてくれる本でした。いまでも『国語便覧』は同じように高校生にパラパラ見られているだろうか、一人1台の情報端末での時間つぶしに取って代わられてしまっていないだろうか…とこれを書きながら思っています。

 「【編集は語る】第一学習社 国語課のディープな座談会『国語便覧』〜前編・中編・後編〜」で、第一学習社の『国語便覧』の編集の方3名(それぞれ専門は現代文・古文・漢文)によるディープな座談会が読めます。

 前編は、サブカルチャーとの関わりが書かれています。『文豪とアルケミスト』『文豪ストレイドッグス』、FGOについても触れられています。FGOは僕も楽しんでいるので、「そうそう!」と思いながら読みました。
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 中編では、『国語便覧』をデジタル化したことについての紹介が書かれています。コンテンツ自体もデジタル化されてとても見やすくなっていると思います。また、Googleフォームでの一問一答データまでついているのにびっくりしました。
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 後編では、現代文、古文、漢文、それぞれの推しPOINTが紹介されています。
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 この対談を読んで、「お、ちょっと便覧とかおもしろそうなんじゃないの…?」と思う高校生とか…いるかしら…。僕のように、自分が学校で読んで以来、離れている人の方が読みたくなるかな…。高校卒業のタイミングで『国語便覧』は手放してしまったんですよね…。デジタル版ほしいな…、と楽しすぎる座談会を読みながら思いました。

(為田)