教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

フューチャーインスティテュート 為田・佐藤が文部科学省 ICT活用教育アドバイザーになりました

 弊社フューチャーインスティテュートの為田裕行、佐藤靖泰の2人が、文部科学省のICT活用教育アドバイザーとして事業に参加させていただくことになりました。ICT活用教育アドバイザー事業は、文部科学省のサイトで以下のように紹介されています。

文部科学省では、教育の質の向上に向けて、ICT環境の効果的な活用を一層促進するため、指導方法、方針の策定等、専門的な助言や研修支援などを行う「ICT活用教育アドバイザー」の活用事業を実施しています。
ご質問等については、お問合せ窓口からご連絡ください。

※ 本事業は、自治体や教育委員会などの学校設置者等からのご相談、お問合せを対象としています。教員、保護者の方からの直接のご相談等はご遠慮ください。

ICT活用教育アドバイザーについて:文部科学省

 ICT活用教育アドバイザーは、自治体や教育委員会がICTを教育のなかで活用していくためのサポートを行います。文部科学省の事業として、教育委員会の費用負担がない形で、ICT活用教育アドバイザーの助言・支援を得ることができます。

 詳細については、ICT活用教育アドバイザー事業ポータルサイトで見ることができます。

 たくさんのICT活用教育アドバイザーがいるのですが、サイトに登録する際に以下の14の分野からどの分野に対応可能かを申告しました。サポートが必要な分野を選んで、その分野に対応できるアドバイザーを検索することができます。

  • 教育情報化ビジョン策定
  • 推進体制/組織
  • 端末整備(計画・仕様・見積・調達)
  • ネットワーク(計画・仕様・見積・調達)
  • セキュリティ
  • クラウド活用・ID
  • オンライン学習
  • ツール・コンテンツ
  • ICT活用
  • 研修
  • 人材(サポーター・ICT支援員)
  • 校務支援
  • 特別支援教育
  • 高校情報

ictadvisor.mext.go.jp

 同じ会社から2人アドバイザーになるのは不思議な感じではありますが、僕と佐藤は共有している価値観はもちろんありますが、歩んできたキャリアやバックグラウンドも全然違いますし、見てきた学校も違います。先生方や学校にお役に立てる部分も、それぞれに違うと思っています。お互い、違う部分を強みにしているとも思います。
 心強い仲間であり、同時に良きライバルであるとも思っている佐藤と一緒にICT活用教育アドバイザーとして仕事ができるのは大変光栄に思っています。それぞれの知見をこれからICTを教育に活用していこうと考えている学校・教育委員会のために役立てればいいなと思っています。

 いい機会なので、コメントを掲載しておきます。

為田:
一人1台の情報端末が学校に入ったものの、まだまだ学習者の思考や表現のツールとして日々使われているという状況になっている学校は少ないと思っています。「導入されたのはいいけれど、どうやって使っていこう…?」と考えている学校のお手伝いをしたいと思います。
機能を伝えるのではなく、実際にICTを活用して授業がどう変わっているのか事例を紹介し、授業を実際に作って実施し、子どもたちの学びがアップデートしていく様子を先生方とともに見たいと思います。

佐藤:
これまでも多くの学校や自治体のお手伝いをしてきましたが、活用の度合いや使い方、マインド、課題感はそれぞれで、ニーズに合った支援が必要なのだと感じています。
とはいえ「子どもたちの10年後のために今できること、しておくべきことは何か見極めたい!」「子どもたちが「学び方を学ぶ」ような授業がしたい!」は、どこの学校の先生方もそう思っているでしょうし、そんな先生方を支えたいと考えているのが教育委員会や管理職のみなさんだと思います。そうした熱い思いに応えられるように、そして一緒に目指す未来に行けるように、サポートしていきたいと思います。

 ICT活用教育アドバイザーとして、先生方のサポートを行うことができればと思っています。自分たちのできることを続けていきたいと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

(為田)