教育ICTリサーチ ブログ

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ドコモ教育ICTセミナー イベントレポート No.1(2019年7月10日・11日)

 2019年7月10日と11日に、福島県いわき市郡山市で開催された、ドコモ教育ICTセミナー(主催はNTTドコモ東北支社)に参加させていただきました。このセミナーは、これからICT環境整備や活用研修を進めたいと考えている学校・教育委員会向けに開催されたものです。
 弊社フューチャーインスティテュートからは、佐藤と為田が参加しました。為田が「最新の教育ICT動向について」、佐藤が「LTEタブレットを活用した授業提案」と題したプレゼンテーションを行いました。

 最新の教育ICT動向については、6月25日に出た、文部科学省の「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」経済産業省の「未来の教室ビジョン」(「未来の教室」とEdTech研究会 第2次提言)」などを紹介し、なぜ教育にICTを導入することが必要なのか、という話をしました。事例を紹介しながら、「ただ教える手段としてICTを導入するのではなく、児童生徒が将来の自分の武器としてICTを活用できるようにするには学ぶ道具として使えるような学校にすべき」という話をしました。
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 こうした話をさせていただくなかでは、昨年からサブリーダーとして参加している、ICT CONNECT 21のEdTech推進SWGでの議論が大きく影響していると自分で思っています。「学習者中心」の学びを実現する学校が、少しでも多くなるように、こうしたセミナーなどでも活動を広めていければと考えています。

 佐藤は「LTEタブレットを活用した授業提案」というテーマで話をしました。LTEタブレットが導入されても、「では、これを使って授業をしてください」と言われても、できるものではありません。授業を下支えする授業支援アプリとして、スクールタクトとロイロノート・スクールを紹介しました。
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 会場には、NTTドコモLTEタブレットを一人1台渡して、ロイロノート・スクールを参加者の皆さんに実際に使ってもらう時間もとりました。事例を知るだけでなく、実際に触ってみることで、先生方は「ああ、こういう授業ができそうだ」と感じることができます。まずはここが第一歩だと思っています。
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 佐藤からは、会場の参加者に向けて、「“よい授業”とは何ですか?」という問いが投げかけられていました。今やっていることが将来に繋がっている授業を作れるように、学校のサポートをしていければと思っています。
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 No.2に続きます。
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(為田)