2023年2月8日に富士見市立針ケ谷小学校を訪問し、半田恵里 先生が担当する2年1組の算数の授業を参観させていただきました。今回は、「たし算やひき算の問だいを作ってとこう」という授業をしていました。
子どもたちは、「めっちゃむずいかしいの作ろう」「ひっかけもんだいをつくろう」と楽しそうでした。先生が出す問題や、教科書にのっている問題を解くだけでなく、自分で問題を作る側に回ってみるのも良い学びになると思います。
一人1台のiPadでオクリンクを開いて、キーボードを使って問題を作って書いている子もいました。ノートに手書きで問題を書いて、それを撮影してオクリンクで送っている子もいました。どちらでも自分が好きな方法で問題を作っていいことになっていました。
オクリンクの提出箱に、クラスのみんなが作った問題がずらっと並びます。「グミが16こあります。半田先生から何こかもらったので42こになりました。何こもらったでしょう」というふうに、自分の身近な題材で問題を作っている子もいました。こうした問題だと、解くのも楽しくなると思います。
提出箱から、問いてみたいと思う問題を問いてみて、提出することもできます。いつもは丸付けしてもらっているみんなは、きちんと丸付けして返していました。
一人ひとりが作った問題を、一人1台のiPadを使ってみんなが同時に見ることができて、好きな問題を自分で解くことができるようになることで、「問題を作る」楽しさに加えて、「問題を解いてもらう」楽しさを、クラス全体でより多く作り出せるようになります。こうした試みは、他の教科でも活用できそうだと感じました。
(為田)