授業支援ツール「スクールタクト」を提供している株式会社コードタクトさんから、『実践例&導入事例でわかる 明日からの教室のつくりかた スクールタクトで始めるICT活用』をお送りいただきました。ありがとうございます。
この本は、以下の3つの章で成り立っています。
- 第1章 小学校・中学校・高校の授業ですぐに使える実践事例
- 第2章 自治体や学校での導入・実践事例集
- 第3章 主体的で対話的な学びはなぜ必要か ―未来の学校に向けた座談会―
第1章では、「身近な物からの発見を共有」「分類・整理して表にまとめる」「数式やグラフを自由自在に描画」など全部で28の事例が紹介されています。さまざまな教科や単元でスクールタクトを使っている事例を見ることができるので、「これは自分の担当している授業でもできるのではないか」とアイデアを得ることができるのではないかと思います。ある教科で活用している事例を読んで「スクールタクトってこういうのできるのか」ということがわかれば、中身を自分の担当している教科に応用することもできると思います。
第2章では、愛知県岡崎市、長野県伊那市、埼玉県上尾市、大田区教育委員会、さいたま市立浦和南高等学校でのスクールタクトの活用事例が紹介されていました。日々の授業での活用を支えている体制や仕組みのことをなどが詳しく書かれていますので、参考にできると思います。
第3章では、「未来の学校に向けた座談会」を2つ読むことができます。日々の授業のなかでどんなふうにICTを活用するかを考えるときには、「その先にどんな未来があるのか」を思い描くことも必要です。この先の未来に学校のどんな未来があるのかを感じることができる対談だと思いました。
自分の授業の中でスクールタクトを活用しているので、第1章で紹介されていた事例でやったことがないものは、試してみようと思いました。
(為田)