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書籍ご紹介:『ヒッタイトに魅せられて 考古学者に漫画家が質問!!』

 考古学者でアナトリア考古学研究所長の大村幸弘 先生と、ヒッタイトを舞台にした漫画『天は赤い河のほとり』の作者 篠原千絵さんの対談集『ヒッタイトに魅せられて 考古学者に漫画家が質問!!』を読みました。

 「ヒッタイト」という言葉は、高校の頃、世界史の授業で聞いたことがある言葉ではありますが、メソポタミアのあたりでしたっけ…?いつ頃でしたっけ…?という感じに忘れています。調べてみると、ヒッタイトは紀元前18世紀からアナトリア北部のハットゥシャを中心として発展し、最盛期は紀元前14世紀でした。都であるハットゥシャとか、学校で習いましたでしょうか…?
 「ハットゥシャ」で画像検索をしてみると、ずらりといろいろな写真や地図を見ることができます。こういう素材にすぐにアクセスできるのは本当に楽しいと思います。

 ヒッタイトの研究をされている考古学者の大村先生が、自身のキャリアパスについて語っているのもおもしろかったです。大村先生が発掘調査しているトルコのカマン・カレホユック遺跡で、どんなふうに発掘作業をしているのか、ということを知ることもできました。
 また、大村先生が考古学者にどうやってなったのか、どうしてヒッタイトの遺跡を発掘するようになったのかも語られていました。自分とまったく違う人生を垣間見られます。考古学というフィールドでも、縁やタイミングなどは本当に大事だな、僕らのキャリアと同じところもたくさんあるな、と思いながら読みました。

 対談相手の篠原千絵さんの漫画『天は赤い河のほとり』も読んでみたいと思いました。漫画を読んで、歴史の授業で説明された内容により興味をもったりするのも楽しいです。歴史学習まんがもそうですし、『三国志』や『あさきゆめみし』や『ベルサイユのばら』など、そういう例が自分自身にもたくさんあります。歴史の授業で学んだことをさらに広げたり深めたり、他と関連づけたりするきっかけに、歴史漫画が活用できたらいいなと思います。

(為田)