AI for Educationで公開されていた、「A GUIDE FOR STUDENTS: SHOULD I USE AI?」(生徒向けガイド:AIを使うべきですか?)と題されたポスターが、とてもおもしろいと思ったのでご紹介です。
最初に「なぜAIチャットを使いたいのですか?」に続けて、「私は(AIチャットに)、○○をしてほしい」と書いてあって、○○の部分に5つの選択肢が用意されています。便宜的に1から5までのナンバーを振ります。
- 宿題を始めるのに手伝ってほしい
- 今までやってきたものをさらに良くするために手伝ってほしい
- 考えを簡単な言葉や他の方法で説明してほしい
- 宿題を全部代わりにやってほしい
- 事実調査、引用、リソースなどを見つけるのを手伝ってほしい
1から3は、AIチャットの使い方としては「YES」となっていて、その場合でも「先生にこのAIの使い方は大丈夫か」を質問し、自分でダブルチェックをして、どのAIチャットを使ったのかを明記することになっています。4と5については、「NO」となっていて、その理由も書かれています。
こういうフローチャートを、授業支援ツールを使って自分たちで作ってみるのもおもしろいかもしれないなと思いました。例えばこんな感じとかでしょうか。
- AIにどんなことをしてほしいか、全員がカードに書いていく。
- 書いたカードを提出箱を使ってクラス全体で共有する(提出箱で見た他の人が書いたカードから、自分のカードに追記するのもOK)。
- 自分が書いた「AIにしてほしいこと」のカードを、似たものを近くに置いてグルーピングする。
- 自分のカードに書いた「AIにしてほしいこと」が自分の学びになるかどうかを考えて、その使い方が「YES」か「NO」かを考える。
- 「YES」のときも、「NO」のときも、その後どうすべきなのかも書いてみる。
- 全員が書いたフローチャートを提出してもらって共有する。
中学生、高校生くらいでやってみたらおもしろいような気がします。
(為田)