教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

タッチタイピングの練習では、指使いの基本をしっかり伝える方がいいと思う

小学校と中学校で一人1台の情報端末が配備されて、授業でも使われる場面が増えてきています。小学校でも子どもたちがタッチタイピングで文字入力をしているところをよく見るようになりました(ローマ字をまだ習っていない、1年生や2年生でも!)。 休み時間…

書籍ご紹介:『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』

安斎勇樹 先生の『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』を読みました。安斎先生は、株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEOであり、東京大学大学院 情報学環 特任助教です。MIMIGURIさんの仕事は、研究と実践をぐるぐるとスパイラルしていてすごい…

【メディア掲載】月刊私塾界 2022年9月号

月刊私塾界9月号が発刊されました。今月の特集1「幼児教育考」、非常に興味深かったです。子どもたちの変化として、語彙力の低下と言語能力の低下というコメントがあり、その背景のひとつとして、親子の間にスマホが入ってきたことも関係あるのではないか、…

令和3年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果

文部科学省のサイトで、令和3年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果が公表されました。毎年注目してきていましたが、昨年度の調査結果で劇的に数字が変化し、それをうけて今回はどうなったのかな、というのを見ています。 以下の3つのデー…

コンピュータを使った授業では、Undoを使えるようになってほしい

コンピュータを使った授業を自分でするときに、いちばん子どもたちに使えるようになってほしい機能は、「Undo(取り消し)」です。 絵を描くアプリケーションの説明をするときには、意図的にUndo機能を使う場面を作って見せて、「やってみて、“あ、違うな”と…

書籍ご紹介:『コンヴィヴィアリティのための道具』

この夏もたくさんの学校で研修講師をさせていただきました。学校でのICT活用について研修するときには、緒方壽人さんの著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー』で紹介されていた、イヴァン・イリイチの「道具にある2つの分水嶺」の話をしています。ICTを活用…

横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校 授業レポート まとめ(2022年7月13日)

2022年7月13日に横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校を訪問し、国語・算数・社会・図工の授業を参観させていただきました。一人1台のChromebookを活用した授業の様子を全5回でレポートしたものをまとめてみました。 blog.ict-in-education.jpblog.ict-in-edu…

教材で使えるかも:九州大学公開「3Dデジタル生物標本」

IT media NEWSで「3Dデジタル生物標本」1400点以上、九大が公開 ダウンロード自由、メタバースでも利用可という記事を読みました。九州大学が公開したデータは、生物標本を対象としたフォトグラメトリ手法「バイオフォトグラメトリ」を使って作成された3Dモ…

葉山町夏期教職専門講座「情報教育研修講座」レポート(2022年8月22日)

2022年8月22日に、葉山町教育総合センターで行われた葉山町夏期教職専門講座 「情報教育研修講座」に、「ICTを効果的に活用した授業づくり」というテーマで講師としてお招きいただきました。 今年度から葉山町の教職員向けICT研修や町のICT推進指針に携わら…

授業で使ってみたいかも:教室でファイナンシャル・リテラシーを学ぶ「STASH101」

英語のPodcastを聴いていて、銀行口座の使い方や投資などを教室でシミュレーションができるシステムSTASH101を知りました。サイトにアクセスしてみると、YouTubeで解説動画がありました。オンラインバンキングの体験や、ネットショッピングの体験などもでき…