11月28日にEducation Day 実証に学ぶ―新たなICT活用の実践と展望(主催:Windows クラスルーム協議会)に参加しました。
午後、ずっと実践事例セッションの方に参加をし、MS Showcase Schoolsの実践事例発表を聴きましたので、レポート代わりのメモを公開いたします。
4つめの実践事例発表は、立命館小学校の六車陽一先生による、「資料作成支援サービス Sway を利用した発表活動」です。
最初に、立命館小学校でのICT導入についての紹介がありました。
最終的にタブレットを導入となった理由についても、語ってくれました。
「タブレットでキーボード」というのが大事というのは賛成です。多くのアウトプット作業をさせようと思ったら、キーボードが欲しくなると思うので、そうした方向性があう学校も必ずあるだろうな、と思います。
そうして、Windowsタブレットを使っているわけですが、そのなかでも、OneNoteとSwayの活用を進めているそうです。
- OneNoteとSwayに力を入れている
- PowerPointと比較して、共有・共同作業が簡単にできる
僕も、OneNoteはふだんから使っています。Office製品との連携がとれるのが非常に便利だと思っています(iPhoneアプリのOffice Lensと合わせて使っています)。
Swayは、とにかく簡単にプレゼンを作ることができるのがいい、と六車先生は言います。「入力したい文字を入れる」「画像を貼る」、それだけでOKというのがSwayの特徴、とのことでした。
操作方法が簡単というのは、実は教室で使うときには非常に重要です。六車先生は、「国語の授業でPowerPointを使いたくない。なぜなら、PowerPointの説明をしなくてはならないから」と例を出していました。操作方法が簡単でないと、中身の方に注力ができなくなりますので、できるだけ操作方法のところで児童が立ち止まることがないほうがいいと思います(そういう意味で、iPadはとても優れていますけどね)。
Swayのメリット・デメリットについても紹介していただけました。
これはもう、授業でプレゼンを作るアクティビティをするときに、何を重視するか、ということを考えて、Swayの導入について考えてほしいですね。デザイン性を求めたり、プレゼンテーションのときに配布資料なども作りたいなら、PowerPoint。操作を簡単に、共同で作ったり、というのを重視するならSway。どちらを求めているかは学校によって違うので、一概にどちらがいいと決められる問題ではないですね。
六車先生は、「プレゼンもだが、友達同士で共有して作っていくところがいいのかな。」とおっしゃっていました。“共有して作る”という意味では、Swayはたしかにいいかもしれませんね。
今回、六車先生は、発表の途中でPowerPointとSwayで同じものを作ってみるデモをしてくれたのですが、これがとてもおもしろかったです。これを見て、Swayを使ってみたいな、と思いました。こうした「操作を簡単に」「共同作業を簡単にさせたい」というニーズを持つ学校は多いと思いますので、ちょっと使ってみようと思います。
(為田)