2024年9月9日に富士見市立針ケ谷小学校を訪問し、授業を参観させていただきました。たくさんのクラスを参観させていただいたので、それぞれ少しずつ様子をレポートしたいと思います。
4年2組 算数
水村由起子 先生が担当する4年2組の算数の授業では、「わりざんの筆算を考えよう」の授業を行っていました。オクリンクプラスの「みんなのボード」機能を使って、この日の授業のまとめをクラス全体で共有していました。
文章で書いている子もいましたが、ノートに書いたまとめを撮影して貼り付けている子もいました。大事なのは、「まとめ」を自分の言葉できちんと書けているかということと、それを「みんなのボード」でお互いに読み合う事ができるか、ということだと思うので、キーボードで入力しても、ノートにえんぴつで書いた文字をタブレットで撮影しても、どちらでもいいと思います。
4年1組 算数
久住波音 先生が担当する4年1組の算数の授業では、「かりの商を使った筆算のしかたを考えよう」の授業をしていました。かりの商を使って筆算をどうやってするのかをオクリンクプラスで提出してもらって、みんなで「どうやったらいいか」を考えていました。
オクリンクプラスでは、答えをみんなで共有するだけでなくて、モニターに子どもたちが書いた筆算の解き方を大きく映して、それをみんなで見ながらどうやって考えたのかを先生と子どもたちでやりとりしていくことも大切です。
授業支援ツールを使うことで、クラスのみんなの書いたことを自分のタブレットの画面で見ることができるようになったので、先生は子どもたちの顔をタブレットの画面から教室のモニターに向けてもらって、先生とやりとりをする機会がもつようにすることが大事だと思います。
廊下のホワイトボードに書いてあった「プログラミングで学ぶ力」
教室を移動するときに廊下に出ていたホワイトボードに、プログラミングでどんな力が身につくのかを書いてあるのを見つけました。「考える力」「予想する力」「組み立てる力」「くり返す力」の4つが書かれていたのですが、こうして言葉にして目につくところにあることはとても大事だと思います。
僕は、特に4つめの「くり返す力」はとても大事だと思います。1回やってみてダメだったらそこでチャレンジを終了してしまうのではなく、考えて予想して筋道を組み立てて、もう一度やってみる=くり返してみることが大事だと思います。それはプログラミングで体得しやすい活動だと思いますし、その結果としてこのホワイトボードに書かれているように、「生活でいかす」ことができればいいと思います。
2022年に針ケ谷小学校でプログラミングロボットRootを使った授業をさせていただいたことがあるのですが、ひさしぶりに針ケ谷小学校のプログラミングの授業も見せていただきたいな、と思いました。
No.3に続きます。
(為田)