TVで見かけたソフトバンクのCMがとてもおもしろいと思いました。調べてみたら、SUPER STUDENT「宣言」篇というらしいです。どこらへんがソフトバンクのCMなのかということはさっぱりわからないのですが(笑)、CM中で広瀬すずさんが言うセリフがすばらしいな、と。
私たちは今までの大人の後輩なんかじゃない。私たちはスマホと大人になっていく、たぶん、初めての人類だ。
このセリフに、「そうだよなー、ほんとだよー」と思う中学生、高校生はどれくらいいるのかな、と。本人たちだったら、以前との比較ができないわけだから、あまり実感ないかな。デジタルネイティブだものね。
iPhoneが生まれて10年。もう数年したら、中学校にはスマホネイティブが入ってくる。
先生たちはどうですかね。「今までの大人の後輩なんかじゃない」という言葉を聞いて、どんなふうに思うでしょうか。
「もう違い過ぎてわからん」と思うのか、「わかる努力をしよう」と思うのか、「違うのは当たり前だけど、それでも同じところもあるはずで…」と思うのか。
このCMを教室で見てみて、みんなで「スマホとおとなになっていく、初めての人類」とはどういうことなのか。どんな社会がこれからやってくるのか、ということをディスカッションしたりしたらおもしろそうかな、とも思います。
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小学校3年生の息子に、「このセリフ、おもしろいね」と訊いたら、「そんなのあたりまえじゃん」と答えてきた。この生意気さを潰さないように、いろいろな経験をさせてあげたいと思う。その中には、ICTやデジタルを使うことも入っています。
自分たちのただの後輩を育てるのではなく、まったく新しい世界に巣立つ若い世代を育てるために、何をしていけばいいのだろう、とあらためて考えるきっかけになるCMでした。
(為田)