本日まで、iOSアプリ「精選版 日本国語大辞典」の発売記念セールです。辞典をデジタルで持ち歩くということはどういうことかを体験したく、購入しました。
iOSアプリ「精選版 日本国語大辞典」をリリースしました。日本が誇る最大の国語辞典「日本国語大辞典 第二版」の精選版です。2017年1月31日まで発売記念セールを行います。どうぞよろしくお願いいたします。 https://t.co/vRdilANmRf pic.twitter.com/yJ3JQuSHWv
— 物書堂(ものかきどう) (@monokakido) 2017年1月17日
紙とは違う検索方法だそうで、このコメントを読んで、実際に触ってみたい、と思いました。
iPhoneアプリの日国(日本国語大辞典)ゲット。いやあ、物書堂の定評のある検索のやり方はそのままで。たのしい! ああ「たほいや」やりたい。 pic.twitter.com/uSndSP85at
— 池田 修 (@ikedaosamu) 2017年1月19日
小学校で辞書引き学習などもしていますが、あれも「辞書をひくことが楽しい!」と思ってもらえるためにはどうすればいいか、という設計が絶妙だと思っています。
そうしたユーザー体験がどんなものなのか、という点で楽しみにインストールして起動しました。
インデックスだけで、ちょっとワクワクします。「五十音」などの普通の検索方法だけでなく、「慣用句・ことわざ」「季語」なども表示されます。
五十音のところをクリックしてみると、ずらりと並ぶ言葉たち。これを眺めているだけでも楽しいです。
もちろん、文字入力して検索をかけることも可能です。
一つの言葉を調べると、そのページの右下と左下に、次の見出し語が表示されています。こうして前後の見出し語も見られて、ついそちらも見てしまう、という辞典特有の新しい言葉との出会いもきちんと再現されています。
主要出典もずらりと並んでいて、これもおもしろそう。
出典の中から例えば「学問のすすめ」を選んでみると、出典されている文章がずらりと並んで表示されます。
用例を選べば、その用例が掲載されている見出し語が表示されます。出典を見て興味を持ったところから、逆に戻っていくというのもおもしろそうだと思いました。
小学館から出ている「日本国語大辞典 第2版」は、全13巻 50万項目、100万用例だそうです。そこから、30万項目、30万用例を選んだのが、「精選版」だそうです。いずれも何万円とする辞典。これが4,800円。
たくさんの言葉と、サクサク動くユーザー体験で出会える。教室でみんなで見ながら何か活動したりというのも楽しそうですし、学校のiPadに入れて共有アプリとして図書室に置いておくとか、どうでしょうか?授業の中での使い方を考えていらっしゃる先生方も多そうです。先生方と一緒にこのアプリを使ってみて、「この単元のこうした活動で使ってみたい」というアイデアをディスカッションできるようなイベント、やりたいなあ。