GIGAスクール構想により、小中学校に一人1台の情報端末が整備されています。いよいよ児童生徒に使わせる、というタイミングの前に、保護者に向けての資料などを配布し、どのような活動に使うのかなど周知していく必要があります。保護者にきちんと説明することが、理解を深め、家庭の協力や理解を得ることにも繋がります。
最近、続けていくつかの自治体が出している保護者向けのリーフレットやガイドブックなどを見る機会がありましたので、紹介したいと思います(だんだん増えていくといいですね)。
ICT活用ガイドブック(滋賀県)
滋賀県教育委員会が出している、「ICT活用ガイドブック」をご紹介します。先生方に読んでもらうことが目的になっているガイドブックで、PDFで41ページあります。
なぜICTを活用するのか、という考え方の部分から始まり、教科ごとにどのように利用するのかという実践事例と合わせて紹介しています。文部科学省の資料との結びつきもたくさん見ることができます。
後半には持ち帰らせるときの注意事項や、保護者向けの文書の例なども掲載されています。
www.pref.shiga.lg.jp
一人1台端末の効果的な活用に向けたリーフレット(東京都)
東京都教育委員会が出している、「一人1台端末の効果的な活用に向けたリーフレット」をご紹介します。こちらも先生方に読んでもらうことが目的になっているリーフレットで、PDFで16ページあります。
こちらも、学校でどのように活用できるのかが具体的に紹介されています。また、最初の見開きページに、「子供たちが学習者用端末を文具として適切に使うことができるよう、発想の転換をすることが私たち教師に求められています」と書かれています。児童生徒が、思考や表現のツールとして学習者用端末を使えるように、たくさんの機会を作ってほしいなと思います。