小学校の授業で小学校1年生から3年生までを対象に、プログラミング体験ゲーム「アルゴロジック」をときどき教えています。アルゴロジック1とアルゴロジック2があるのですが、ブロックの移動のしかたを教えてあげるだけで、子どもたちはどんどん自分のペースで進んでいきます。
アルゴロジック1の「ジュニア問題」をクリックしてみると、たくさんのボタンが並んでいます。これを数字順にどんどん進めていくことで、プログラミングの基礎を身につけることができます。
ロボットをゴールまで動かすためにブロックを組んでいきます。操作も簡単なので、子どもたちはただただ楽しくやっていきます。
他のプログラミング学習のサイトと違っていて「おもしろいな」と思うのは、ブロックを横に2つ並べておくことができることです。例えば、「上に1マス」と「左に1マス」を横に並べて置くことで、「左上に1マス」動かせるようになります。横に並べることで、2つのブロックの機能を合成する楽しさが出てきます。
ただ、アルゴロジックに取り組む子どもたちの様子を見てみると、意外と「ブロックを横に並べる」ことで機能を合成するというのをやらない子が多かったように思います。画面にヒントも書かれているのですが、「おもしろくて没頭しているからこそあまりヒントを見ない」ということになってしまいがちです。ときどき、クラス全体に向けて「実は、横に並べると斜めとかもできるよ」と言ってあげたりしたほうが良さそうです。
ブロックを横に並べて機能を合成する、というのは、子どもたちにとって「プログラミングって、何でもありなんだな…」と思ってもらえるきっかけになればいいな、と思います。
(為田)