テレビでたまたま見かけた、「#マンホール聖戦」。東京23区のマンホールを、「周囲の状況写真」と「マンホール本体写真」の2つをセットにしてスマホなどで撮影し、投稿していくことで参加ができるイベントだそうです。
マンホール聖戦とは、マンホールコレクションゲームアプリ「鉄とコンクリートの守り人 」を使ってマンホールの守り人となり、全国のマンホール一斉調査を行うことによってインフラ・クライシスから社会を救う実証実験イベントです。
ゲームとしてマンホール本体とマンホールの周辺写真を撮影していくのですが、こうして集まった情報によって、マンホールが老朽化していないか、大雨のときにマンホールが溢れたりしないか、などをモニタリングすることにも使うそうです。
こうしてゲームにしてしまって、楽しみながら参加してもらいつつ、社会インフラのための貢献をする、というのは非常におもしろいテクノロジーの使い方だと思います。
ジェイン・マクゴニガル『幸せな未来は「ゲーム」が創る』を思い出し、ひさしぶりに本棚から探し出してパラパラと読み返しました。2011年に出版されたこの本は3部構成で、「第1部 なぜゲームは人を幸せにするのか」「第2部 現実を作り変える」「第3部 大規模ゲームはどのように世界を変えられるか」として、ゲームで現実世界を変える理論と事例がたくさん紹介されています。マンホール聖戦は、そのままネタとして使えそうです。
学校でこうしたテクノロジーの使い方をネタとして紹介していくと、学校でのICT活用に組み合わせて子どもたちからこういうアイデアが出てくるようになるかもしれない、と思いました。
マンホール聖戦…。第4回があったら、ぜひ参加してみたいです。(こういうのは、やってみないとわからないおもしろさがあると思っているので…)
(為田)