教育ICTリサーチ ブログ

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戸田市立新曽小学校 卒業プロジェクト レポート(2022年2月2日)

 戸田市立新曽小学校の6年2組が卒業プロジェクトに取り組んでいる様子を授業を参観させていただいたり、担任の小林湧 先生からお話を伺ったりしてきました。
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 2021年の年末に、小林先生から「12月の(学校へのルールの)提案後に、子どもたちが自分たちで事後アンケートをし始めました」という連絡をいただきました。小林先生は「事前アンケートからの比較がしたかったので2月ごろにデータとる予定だったのですが、先に動かれてしまいました。。笑」と書いていましたが、子どもたちが自発的にこうして動き出すことができるツールとしてChromebookを使っていることが素晴らしいと思いました。
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 子どもたちが自分たちで考えてとったアンケートの結果を見て、小林先生にコメントを伺ってみました。

今回、児童が自分たちのタイミングで総括しはじめたことで教員として学んだことがいくつかありました。その中でも強く印象に残ったことが2点あります。

1点目は「リフレクションは誰のためのものか」ということです。今年のクラスでは、毎授業の終わりや単元の終わり、週の終わりなど様々なタイミングで振り返りやリフレクションを行ってきました。今回児童がこちらの意図と違うタイミングで総括をしたことで、リフレクションは児童自身のものなんだという当たり前のことを再認識することができました。
2点目にアンケート内容に関してです。総合的な学習の時間の目的を児童と共有してきた私にとって嬉しかったのは、質問項目にも児童の回答にも「新曽小で育てたい資質・能力」についての記述が複数あったことです。(誤字はありますが、、、)

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一方で、導入が上手くいった授業だと思っていましたが、一定数が「導入時には面倒くさそうだと感じていた」ということもわかりました。

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係活動や委員会活動、クラブ活動も勝手にプロジェクト化しては事前・事後アンケートでPDCAを回している児童たちが、今後どのような形でよりよい社会を形成していくのか、とても頼もしく感じています。

 新曽小学校の6年2組の子たちが自分たちでアンケートを作ってみて、学びのふりかえりをし、それを先生が受け止めて、また授業作りに活かしていくというサイクルができているのがとてもいいなと思いました。
 一人1台のChromebookを自分の学びの道具として使う機会を多く持っているからこそできている活動だと言えると思います。

 卒業まであと2ヶ月弱、新曽小学校の6年生から学ばせてもらえることが多そうだなと思いました。引き続き、追いかけていこうと思っています。

(為田)