先日、Twitterで「私情により欠席」という表現について、福山先生がTweetしていたのを見て、すごく違和感を感じると共に、すごくおもしろいな、と思いました。
おおー、これ、すごい面白い。すごい違和感ある自分に気づく。言われたことも、書かれたこともないな、「私情」。でも、変換候補でけっこう前に出てくるのね…へー、へー。 https://t.co/K8XoOyT5g1
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) November 17, 2022
学校で子どもたちと話していると、ときどき「え?」という言葉に出会う*1のですが、「私情により欠席」は初めて見ました。
福山先生のTweetには、NHK放送文化研究所の「最近気になる放送用語」のリンクが貼られていました。このページに、年代別に「私情」を、「A 個人的な感情」ととるか、「B 個人的な情況・個人的な事情」ととるかがアンケート調査されているのですが、「B 個人的な情況・個人的な事情」の意味を正しいと答えている人が、20代だと48%もいます。言葉が変わっていっているのを感じました。
www.nhk.or.jp
ところで、このNHK放送文化研究所のページ、とても興味深いトピックが並んでいます。国語の授業の導入とかで使うことで、言葉の不思議に気づかせてくれる入り口になるかもしれない、と思いました。
www.nhk.or.jp
(為田)
*1:最近授業中に小学校3年生の子が書いた文章で、「え?」と思ったのは、「普通に楽しい」です。僕の授業は、「普通に楽しい」らしいです。普通って何…w