東京メトロ副都心線の北参道駅で、ホームの点字ブロックにQRコードがついていることに気づきました。東京メトロはいろいろな路線、いろいろな駅を使っていますが、あまり出会ったことがないように思います。時間がなかったので、「何に使うのだろう?」と思いながらこの日は通り過ぎました。
「東京メトロ 点字ブロック QRコード」で検索してみました。このQRコードは、視覚障害者への配慮として、東京メトロが一部の駅に設置しているものだそうです。
東京メトロとソフトウェア開発のリンクス(東京・港区)が2021年1月に導入したシステムで、専用アプリ「shikAI」(シカイ)により視覚障害者を誘導するものです。
shikAIのサイトを見てみると、実証実験の様子の動画を見ることができました。専用のアプリを使って目的地を設定すると、点字ブロックのQRコードを読み込みながら目的地までの移動をサポートする音声案内が流れる仕組みです。
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こうした社会課題を解決するためにテクノロジーが使われている事例を教室で子どもたちに話すことで、問題発見力が磨かれるのではないかと思います。
点字ブロック以外のところにQRコードを貼ることができれば、大きくて迷いがちな駅のナビゲーションにも役立てられそうだと思います。この形であればインバウンドの観光客も助かるかもしれません。みんなスマホを下に向けながら歩くのは危険かもしれないので、何か考えないといけないだろうか…というふうに、ディスカッションができたりしたらおもしろいと思います。
(為田)