教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

やってみた:ChatGPTを使って、Google Apps Script(GAS)を書いてみた

 毎週水曜日に発信しています、教育ICTリサーチ メルマガのなかで、「過去ログ紹介」としてこのブログで今までに書いた記事からランダムで3つの記事を取り上げて紹介しています。
 3000以上の記事があるので、「どれにしようかな…」と自分で選ぶと大変なので、自動化することにしました。このブログの記事タイトルとURLをRSSから自動でGoogleスプレッドシートに書き出して、そこから毎週月曜日のAM6:00に記事をランダムで選んでメールで送ってくれるようにしようと思いました。Google Apps Script(GAS)で書けそうだなと思い、ChatGPTにサポートしてもらいました。

 ChatGPTにログインして、「毎週月曜日のAM6:00に、Googleスプレッドシートの中からランダムに3つの行を選んで、メールを送ってくれるGASを書きたい」と入力したら、GASのコード例を表示してくれました。

 今までだったら、検索してコードを探して…とけっこう時間がかかっていたのですが、一瞬で終わりました。

 GASを以前に使ってからだいぶ時間が経っていて忘れていたので、設定の仕方を忘れていたので、続けて、「どうやってGASに上のコードを記入すればいいですか?」と質問したら、手順も教えてくれました。

 メニューバーは「ツール」→「スクリプトエディタ」ではなくて、「拡張機能」→「Apps Script」でしたが、そのままコピペして「実行」してみたら問題なくできました。コードのなかに、「// ランダムに3つの行を選択」などのようにコメントも書いてくれているので、自分で修正をするときにもどのあたりを直せばいいのかを試すこともできます。
 3つの過去ログを紹介するのに、選択肢がもう少しある方がいいと思ったので、最終的には6つの行をランダムに選んでもらうように変更しました。

 ChatGPTに助けてもらうことで、GASを書く時間が劇的に短くなりました。ChatGPTがあるから、まったくプログラミングをやらなくていいというのではなくて、0から作るところを手伝ってもらって、最後に自分がやりたいことをきちんと実現するために調整をするところで、「コードをいじったことがある」ということが大事になると思います。
 こうした体験をしたことがあるかないかが、ちょっとした問題解決をするときの効率を劇的に上げるように感じました。プログラミングの授業で、こうした出口をイメージして授業設計をしないといけないな、と感じました。

(為田)