2023年も今日で終わりなので、ふりかえりをしたいと思います。2023年の教育ICTリサーチブログは、このエントリーで368本目です。2022年が335本、2021年が341本、2020年が410本、2019年が375本、2018年が412本でした。2022年7月から毎朝1本必ずエントリーをアップすると決めて、そこから今日まで続いています*1。
この教育ICTリサーチ ブログでいちばん価値あるコンテンツは授業レポートだと自負しているので、できるだけたくさんの学校で授業を参観させていただこうと思ってやってきました。
弊社のGoogleカレンダーを見て数えてみたら、東京にいる僕 為田裕行と仙台にいる 佐藤靖泰と2人で、2023年1月~12月に小学校のべ160校、中学校・高校のべ110校、教育委員会のべ22委員会、訪問しているようでした。
授業を参観させていただいたり、研修講師で伺ったり、授業づくりのサポートをさせていただいたり、いろいろな形で学校現場へ伺いました。現場に近いところで仕事をしたい僕ら2人にとっては、良い一年だったと思います。先生方、本当にありがとうございました。
2023年のまとめとして、個人的に印象に残ったエントリーを3つピックアップしたいと思います。
学習者用デジタル教科書についていろいろ考えている
2023年は「デジタル教科書って、どんなふうであったらいいのだろう?」ということをずーっと考えていた1年だった気がします。ずっと一人で考えていてもしかたないなと思って、書いた記事に思い入れがあります。
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学習者用デジタル教科書を活用している授業をいろいろな学年、いろいろな教科で参観させていただきました。2024年も考え続けていくと思います。
個別最適な学び、協働的な学び、の好きな形
いろいろな授業を参観させていただいて授業レポートを書いてきました。2023年に見た2つの授業が心に残っています。
1つは、2023年9月に参観させていただいた、愛光中学・高等学校の松下直樹 先生の授業です。もう1つは、2023年11月に参観させていただいた、関西学院初等部の宗實直樹 先生の授業です。偶然、どちらも「直樹」先生でした(笑)
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松下先生の授業も宗實先生の授業も、先生による一斉指導と練り上げの時間と、子どもたちが自律的に学んでいる時間のバランスが良いと感じるのです。「一斉指導はあまりしない方がいい」ということではなくて、一斉指導をしながらも児童生徒に考えることを委ねる時間を多くとることで、学びの質を上げられる、良い事例なのではないかと思っています。
教育ICTリサーチ メルマガを始めました
2023年5月から教育ICTリサーチ メルマガを始めました。毎週水曜日にお届けしています。このブログの更新情報はFacebookとX(旧Twitter)でお知らせをしているのですが、それだとSNSをやっていない学校の先生方には届かないと思って、メールマガジンで届けることにしました。
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GoogleスプレッドシートにGoogle Apps Scriptを組み込んで過去ログのチョイスを自動化しています。ChatGPTに助けてもらいました。
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メルマガを毎週発行する手順もだいぶ慣れてきたので、2024年も引き続き、コンスタントに発行して、少しずつでも購読者を増やしていけたらいいなと思っています。
2023年、ありがとうございました。2024年もよろしくお願いします。
これにて、2023年の教育ICTリサーチブログは終了です。読んでくださっている皆様のおかげで、無事にまた1年、続けることができました。ありがとうございました。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
(為田)
*1:正月3が日は休むというルールにしたので365日ー3日で362本になるはずが、「どうしても今日出したい」ときにイレギュラーでアップしているので368本となりました。