一人1台の情報端末をもつようになって、学校ではタイピングをばりばりして、文章をどんどん書いているし、プレゼンテーションのスライドもどんどん作っています。この先は、表計算もどんどんしていくようになってほしいな、と思っています。
理科の実験データのとりまとめやシミュレーション、統計データを使った推計やシミュレーションなど、思考する手段として表計算を使う場面が増えるといいなと思っています。
表計算は「計算」できてなんぼだと思うので、データをどんなふうに整理するかも非常に重要です。仕事をしていても、「いったいなんでこんなふうに表を作った!?」「これじゃ計算できないし…」というデータに出会うことが多いです。
そうならないように、総務省は「統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定」を2020年に出しています。
www.soumu.go.jp
サイトにアクセスすると、統一ルール「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法」のPDFへのリンクが表示されています。目次を見ると、Excelファイルでの「データ・項目の取扱い」について13のチェック項目が紹介されています。
それぞれのページには図版で解説がされています。Excelでなくても表計算ソフトを使うことに慣れてきたら、データを取り扱う初歩としてこの「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法」を学校でも紹介したらいいと思います。
(為田)