教育ICTリサーチ ブログ

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データ加工で使えるかも:Excelのフラッシュフィル機能(Ctrlキー+e)

 Twitterで、Excelの「フラッシュフィル」というショートカットキーを知って、驚きました。全然知らなかった…。

 こういうのは自分でやってみるのが、便利さの実感としてはいちばんだと思うので、Excelのシートを作ってみました。「名前」「姓」「名」と3つの列を作ります。名前は、「姓 名」と間に全角スペースを入れるルールにします。
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 そのうえで、「姓」と「名」の列にフィルのルールになるように「名」の部分を入れて、セルB3をクリックして選び、Ctrlキーを押しながら「e」を押すと、セルB8までずらっと自動的に「姓」だけがA列から抜き出して表示されます。
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 続いて、セルC3をクリックして選び、Ctrlキーを押しながら「e」を押すと、セルC8まで自動的に「名」だけが抜き出されて表示されます。おー、これ、すごい便利だ…。
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 もちろん、Excelがルールをきちんと見つけられるようにA列のデータを入力しておくことが重要です。半角スペースでも問題なくできました。
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 ひとつだけ半角スペースを混ぜてみても問題なくできました。
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 学校で名簿データから差し込み印刷をしたりするときに便利に使えるのではないかと思いました。

 また、児童生徒がデータを表計算ソフトでまとめるときにも、知っていたら便利かもしれません。「10人」とか単位がくっついている数字を、別セルで抜き出すのとかも、ちょっとテストしたらできました。
 もちろん、抜き出した数字をSUM関数やAVERAGE関数の引数にすることも可能です。「え、なんで単位つけてまとめてんの!?」という表に出会うこともあるので、そのときに便利に使えるかもしれません(ここでは、半角数字とそれ以外、というルールで抜き出すのですかね…)。
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 こうしたちょっとしたショートカットキーを知っているだけで、「え!今まで手作業で頑張ってたよ!助かる!これ使う!」ということもあると思います。「フラッシュフィル」、表のデータ加工のときに使えそうです。覚えておきたいと思います。

(為田)