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聖徳学園中学・高等学校 授業レポート No.3(2023年11月20日)

 2023年11月20日に聖徳学園中学・高等学校を訪問し、倉田豊子 先生が担当する高校1年生の英語コミュニケーションⅠの授業を参観させていただきました。この日は、“agree / disagree to buy cheap clothes”というテーマについてのプレゼンテーションを行う授業でした。
 プレゼンテーションをする生徒は自分のiPadをもって前へ行き、教室のApple TVへ接続して自分でスライドを操作して、プレゼンテーションを行います。

 プレゼンテーションの特徴として、ビジュアルなスライドだと感じました。「スライドに文章がたくさん並んでいて、それを読み上げるだけのプレゼンテーションにしてほしくない」と倉田先生が生徒たちに伝えているそうです。使っているイラストや写真に惹きつけられます。

 生徒たちは、プレゼンテーションのときに使う原稿をいろいろな形で準備をしていました。原稿については、DeepLなどの翻訳ツールを使うこともOKにしていて、生徒たちは日本語と英語と何度も行き来をしながら準備をしてきたそうです。
 原稿の内容についても、先生からコメントを特に入れないが、倉田先生は「自分で言える英語にしてほしい。そのためには何でもツールを使っていい」とおっしゃっていました。デジタルツールを使った準備と、自分自身でプレゼンテーションで伝えるということと、両方を目指している活動だと感じました。

 生徒たちには「スピーチ評価シート」が配布されていて、一人ずつプレゼンテーションが終わると、評価をシートに書き込みます。
 評価のポイントとしては、「<表現>スピーチに必要な表現を使おうと心がけている」「<発声>聞き手にわかりやすいようにはっきりと大きな声で話している」「<内容>言いたいことが聞き手に伝わるように表現を工夫している」「<スライド>発表をサポートする内容になるよう工夫している」という点について、それぞれ5点満点で評価するようになっていました。

 この4つの評価のポイントのそれぞれに、デジタルでサポートすることで学びが進む部分があるように思います。表現を調べたり、スライドをわかりやすくしたり、内容を磨いたり、それぞれの部分でデジタルを活用できるようになるといいなと思います。

 No.4に続きます。
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(為田)