2024年2月21日に戸田市立芦原小学校を訪問し、授業を参観させていただいたときに、山下理恵子 校長先生に、5年生の学年共有のホワイトボードの存在を教えていただきました。
このホワイトボードを見ることで、5年生のすべての教科の課題が一覧できるようになっているそうです。芦原小学校では高学年で教科担任制を導入しているので、こうして各教科の課題が一覧できるものがあると、子どもたちに出ている課題が「全体でどれくらいなのか」がわかります。教科担任制をとって、他の教科での課題のボリューム感がわからず、子どもたちに負荷がかかり過ぎてしまわないように、こうした取り組みは効果的だと思いました。
このホワイトボードは、先生方だけでなく、子どもたちにとっても「いま、どんな課題が出ているっけ?」とチェックするのに便利になっているそうです。毎日、各クラスの当番の子がChromebookを持ってきてこのホワイトボードを撮影して、写真をGoogleクラスルームで共有しているそうです。
こうした使い方ができるようになると、一人1台のChromebookが子どもたちにとって普段遣いの道具になっているのだということを実感します。大人がスマートフォンで情報を記録したり共有したりするのと同じように、子どもたちも情報を記録したり共有したりしていて、欠席した日にとても助かったり、うっかり誰かが忘れてみんなが困ったり、そうした実体験を小学校という場で積むことが大切だと思います。
(為田)