2024年8月5日の日本経済新聞で、「部活ヘアサロン」と新世代、敵は組織への過剰適応という記事を読みました。
www.nikkei.com
記事中で、福岡県の飯塚高校サッカー部の中辻喜敬 監督の「今の10代にとって大切なものは一つじゃない。かつては全国大会に行きたいなどという目標のためにがんばったが、今はそうじゃない。自分らしく活きることが最も大事な価値観になった」という談話が出ていました。
これで興味をもって、「部活ヘアサロン」を検索してみると、マンダムが2023年秋から行っている活動だそうです。
サイトを見てみると、以下のような調査結果も出ていました（日経新聞でも、「若い世代は髪型を変えるぐらいなら部活動をしないことが多い」と紹介されていました）。
部活生の約10人に1人は、
髪型を理由に入部を諦めたり退部する経験をしたり聞いたことがある。さらに、約7割の部活生が、部活を行う中で
「髪の長さや髪型で自己表現をできること」が
「部活参加意欲アップやパフォーマンスアップに繋がると思う」
と回答。
サイトを見てみると、飯塚高等学校 街なか学園祭（2023年11月25日）、東京都立雪谷高等学校 女子バスケットボール部（2023年12月14日）、報徳学園高等学校 ラグビー部（2023年12月26日）、かえつ有明高等学校 マーチングバンド部（2024年1月11日）、駿台学園高等学校 バレーボール部（2024年1月23日）などでの部活ヘアサロンの活動が紹介されていました。
www.mandom.co.jp
髪型を自由に変えることで動機づけをどれくらい得られるのかは僕にはわからないですが、（１）外部の理容室やヘアサロンと協働することで学校外の人とのコミュニケーションが生まれる、（２）学校内で生徒たちが「自分で選べること」が増える、という点がいいなと思うので、こうした活動がもっと広がっていったらいいなと思いました（「ヘアサロン」以外にだっていろいろな活動ができると思います）。
中学生・高校生たちと、「部活ヘア」について語り合う、最初のとっかかりにもなりそうだと思いました。
（為田）
