教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

やってみた:何かわからないものを撮影して、GoogleとChatGPTで調べてみた

 こないだ家の近所にある川沿いの道をジョギングしていたときに撮影した2枚の写真を使って、画像検索やChatGPTでの検索をしてみました。

翼を広げている鳥

 川であまり見かけない大きな鳥が翼を広げている姿がかっこよくて岸からズームで撮影しました。

 なんという鳥かもわからないので、撮影した写真をGoogleレンズで読み込んでみました。そのままだと余分な情報まで拾ってしまうので、右側に表示される候補のなかに鳥の名前などは出てきません。

 読み込んだ写真をトリミングして、鳥だけを検索範囲にするようにしてみました。すると、右側の候補が一気に変わります。どの写真の下にも、「カワウ」と書かれています。
 画像による検索、本当に便利です。今回はWindows端末でやっていますが、スマホやタブレットでも同じことが簡単にできるのは、本当にすごいと思います。

 ChatGPTにも写真をアップロードして、「この写真に写っている鳥について教えて下さい」とお願いしてみました。
 「写真に写っている鳥は、カワウのように見えます」と答えてくれて、カワウの特徴を教えてくれました。「カワウは、羽を広げて乾かす特徴的な姿がよく見られます。写真でもそのような行動をしているように見えますね」って返してくるの、「Chat」GPTなだけありますね…。

「河川界」と書かれた石柱

 偶然目に入った石柱に、「河川界」と書かれていて、はじめて見る言葉だったので撮影しました。

 「河川界」をキーワードにして検索をしてもあまりよくわかりません。カワウを突き止めてくれたGoogleレンズを使ってみましたが、似たような石柱を検索してくれますが、河川界については説明が出てきません。ChatGPTでも同様でした。ちょっと専門的すぎる言葉なのかもしれません…。

 ちょっと方向性を変えて、ChatGPTに石柱「河川界」の写真をアップロードして「この写真を見て、この周辺の土地がどのように利用されているかわかりますか?」と写真から読み取れることを訊いてみたら、ものすごくそれっぽい答えを返してきました。優秀だ…。

 「写真の周りに植物が生えていることから、この場所が自然に近い環境である可能性も高いです。また、ネットが張られていることから、動物などが立ち入らないようにするための保護策が取られているとも考えられます。」と書いてくれていますが、あたりだよ、すごいよ。

まとめ

 「なんだろう、これ?」と思っていたものが、何だかわかるのはすごいうれしいです(「河川界」はちょっとわからないままだけど…)。
 こういう使い方を、授業で子どもたちに見せていきたいなと思います。「お、こんなこともできるの!?」って子どもたちに驚いてもらいたい。