2020年10月5日に芝浦工業大学附属中学高等学校を訪問し、ICTを活用した授業の様子を参観させていただきました。校舎を案内していただいているなかで、電子技術研究部(電技研)の顧問をされている岩田亮 先生に電技研のお話を伺いました。
電技研には180人の部員がいるそうです。1年生のときは、プログラミングとHTMLを学ぶということが決まっているそうですが、2年生になってからは取り組みたいことにしたがってチーム制をとっているそうです。
電技研の活動を岩田先生に紹介してもらいましたが、取り組んでいることはプログラミング、ドローン、ロボット、映像制作、作曲などさまざまな分野に及んでいました。なかには、岩田先生とともに、プログラミングのカリキュラム制作を行っているチームもあるそうです。
岩田先生が「研究と実践と学びが混ざり合っている」とおっしゃっていましたが、本当にそうで、大学の研究室のようだと感じました。
3Dプリンタもあり、自分たちでどんどんものを作っていくことができます。こうしたファブスペースが校内にあるのはとてもいいと思います。
ドローンも操縦させていただきました。iPadをコントローラに接続して簡単に操縦することもできます。よくテレビで見る、自分たちをアップで撮影しておいて、ググーッとカメラがひいて、上からの映像になるというのも簡単に撮影することができました。
「小さいドローンなので、許可不要で撮影ができる」ということを岩田先生はおっしゃっていましたが、学校でのドローン活用には重要な点だと思います。それがなければ、生徒たちがやりたいときにすぐできる、というふうにならないからです。
ものづくりや探究の場を作るためには、「いつでもできる」「没頭していつまででもできる」という場があることが重要です。電技研の活動場所であるこの教室には、そうした雰囲気がありそうだと感じました。
(為田)