熊本市教育長の遠藤洋路さんの『みんなの「今」を幸せにする学校』を読みました。「熊本だからできる…」と言うのではなく、自分の関わる地域で何ができるだろうか、と考えるためのヒントがたくさんある本だと思いました。思いだけでもなく、仕組みをしっかり作って、前に進めていっている様子がわかります。
熊本市のICTについては、第3章に詳しく書かれています。
第3章 ICTで誰もが「よい授業」にアクセスできるようにする
- 全国最下位レベルからの挽回
- ICTで「教師が教える授業」から「子供が学びとる授業」を実現する
- どうやってICTの活用を促進したのか
- 教育ICTをどう発展させるか
これまでも、このブログでiPadを導入した様子などについては紹介してきました。この裏側でどんなことが考えられ、仕組みが作られ、政策として進められていたのかがわかります。
この本のなかでも、研修と支援を通じて「教育委員会は本気だ!」と教員に思わせた、という話が書かれていましたが、熊本大学の教職大学院情報教育研修会に参加させていただいたときにも、さまざまな学校の先生方の取り組みを聴かせていただくことができました。
blog.ict-in-education.jp
年度のはじめに、教育委員会や学校の研修で活用できそうな考え方をインストールすることができたように思います。なかなか日程が合わずに伺うことができていないのですが、今年こそは熊本市の学校も取材させていただきたいな、と思っています。
◆ ◆ ◆
熊本は、セサミストリート・ティーチャーとして、エルモと一緒に歩いた思い出もある街なので、ぜひ行きたいと思っています。
(為田)