2022年7月13日に横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校を訪問し、荒谷舞 先生が担当する5年2組の授業を参観させていただきました。授業の前の休み時間に、昨年度の総合的な学習の時間にScratchで作った「かまくらMAP」を見せてもらいました。
Scratchを起動すると迷路が表示されます。カーソルキーを使ってキャラクターを動かして、迷路にある穴や障害物をよけながら鎌倉の観光地を巡ってゴールを目指すゲームになっています。
観光地の写真を通ると、スライドショーが自動で始まります。写真が大きく表示され、説明をScratchが読み上げてくれます。
自動読み上げ機能にした理由を訊いてみると、「教室でマイクを使って音声を録音すると、他の人の声が入ってしまうから大変。だから機械による自動読み上げにしている」と言っていました。
こうして作ってみて「これは問題だな」と思ったところを解決していくことができているのがいいと思います。
「かまくらMAP」をスタートするときに、「バグがあるんですよ」と言われていたのですが、うっかり僕が誤操作をしてしまい、ちょっと挙動がおかしくなってしまうことがありました。でも、その場ですぐにバグを直してくれて、「はい、これで大丈夫です!」と言って続きをプレイさせてもらいました。
どんどんプログラムを組んでいって、試しにプレイをして、バグが出たらプログラムを直して、というサイクルを何度も何度も簡単にできるのがプログラミングの良さだと思います。こうして自分が考えたゲームをじっくり時間をかけて作る活動はとても大切だと思いました。
No.3へ続きます。
blog.ict-in-education.jp
(為田)