2023年12月18日に洗足学園小学校を訪問し、松原未季 先生が担当する6年B組の演習国語の授業を参観させていただきました。この日の授業は、子どもたちが家具のメーカーに就職し、新しい椅子のデザインを担当するチームに入る、というストーリーで行われていました。クラス内でグループに分かれて、各グループが考えた椅子の企画書を並べて投票し、人気だったものを商品化する、ということになっていました。実際に、みんなが作った椅子のポスターを洗足学園小学校の職員室に貼って、先生たちに投票してもらいますよ、と松原先生が言っていました。
椅子の企画を考えるために、まずクラス全体で情報収集をします。世の中にどんな椅子があるかを知るために、宿題として撮影してきてもらった家にある椅子の写真をロイロノート・スクールで提出してもらいます。
クラスみんなで提出してもらった椅子を見ていくと、いろいろな椅子があることがわかります。それぞれの椅子の写真を見てみると、どんな部屋にあって、どんな用途に使われているのか、そのためにどんなデザインや素材になっているかなど、それぞれ違うことがわかってきます。
それぞれの椅子で用途や機能が違うので、ロイロノート・スクールで表を作って、どんな機能を持っているのかを分析していきます。この分析を行ってから、それぞれのグループに分かれて椅子の企画を作り上げていくという授業でした。
身近にある椅子でも、機能や用途を表などでしっかり分析すると、新しい見方を得られるように思います。架空のストーリーのなかで、こうしたプロジェクトに関わるのはとてもいいと思いました。
No.5に続きます。
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(為田)