2023年12月18日に洗足学園小学校を訪問し、小野かすみ 先生が担当する2年B組の算数「はこの形」の授業を参観させていただきました。最初は、前回までの授業で行った展開図の仲間分けを先生が画面に映して復習します。
みんなで一緒に画面を見ながら展開図について復習した後で、教科書の内容に取り組みます。
ここで、自分のiPadでロイロノート・スクールを使って、箱ができる展開図を考える活動に進みます。小野先生が配布したカードにある正方形を並べて、箱ができる展開図を一人ずつ自分で作ってみます。これを一人ひとり紙で準備すると大変ですが、デジタルであれば準備は効率的にできます。
「はこができる展開図ってある?」と小野先生が質問すると、子どもたちからは「いっぱいあるよ!」という声があがりました。箱を作れる展開図はたくさんあるので、カードを複製していくつかの方法を試してほしいと小野先生は言いました。デジタルを活用すると複製も簡単にできるので、いろんな展開図を考えて試す、試行錯誤する回数を増やすことができます。
展開図を何通りも子どもたちが考えたら、小野先生は折り紙をみんなに配って、自分が作った展開図のとおりに並べて、箱ができるかを試してみるように言いました。箱ができたら、iPadで撮影した写真をロイロノート・スクールに貼った展開図の横に置いてもらいます。
「もし箱の形にならなくても、写真を撮って貼ってね。それもみんなの勉強になるよ」と先生が言っていたのが、失敗から学んでほしいというメッセージにもなるし、無駄なことはないよ、というメッセージにもなるので、とてもいいと思いました。
No.8に続きます。
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(為田)