対話型AI「ChatGPT」の最新AI「GPT-4o」が発表されました。いろいろな使い方がSNSで流れてきています。「従来に比べて処理スピードを2倍に高速化した一方、運用コストを半減した。声で話しかけると、ヒトと同じ反応速度で会話ができる」とニュースで出ていますが、動画を見ている限り、コミュニケーションのスピード感がすごいです。
いくつか、動画を貼っておこうと思います。このまま授業で子どもたちに見せてみたいです。どんな反応するんだろう。
まずは、Khan Academyの創設者サルマン・カーンが息子さんと一緒に数学の問題を学んでいる様子です。見ている限り、「え…人間と話しているの?」と思ってしまう感じです。すごい。
Did you hear? @OpenAI's newest model can reason across audio, vision, and text in real time.
— Khan Academy (@khanacademy) May 13, 2024
How does GPT-4o do with math tutoring?🤔@salkhanacademy and his son test it on a Khan Academy math problem.
You can get AI-powered math tutoring right now with Khanmigo:… pic.twitter.com/8NXoh0SwtU
映像を読み込んで、それを言語に変換してくれる機能もすごそうです。これ、視覚障害者のサポートにすごく役立つのではないかと思います。Open AIのYouTubeで公開されている、「Be My Eyes Accessibility with GPT-4o」を見るとスマホのカメラで周囲の映像を認識して、どんな状況か音声で伝えてくれています。
同時通訳のデモ映像もあります。
www.youtube.com
どちらの動画も、OpenAIのYouTubeチャンネルにアップされています。これはフォローしておいたほうがいいかもです。
「AIでこれだけできるんだから、もう勉強しなくていい」などと言うつもりは全然ないのですが、こうしたテクノロジーがある社会に子どもたちが出ていく、ということを考えないといけないと思います。
個人的にはこうしたテクノロジーは大好きですし、社会が便利になるけれど、余白が減っていきはしないかな、と思っています。以前にブログで書いた2つの分水嶺の話、これを念頭に置きながらこのテクノロジーを触っていきたいと思います。
(為田)