2024年10月16日の日本経済新聞の夕刊1面トップ記事の見出しが「国内旅行も「高根の花」」となっていて、「あれ?高嶺の花、じゃないの?」と思いました。
いやいや、天下の日本経済新聞がこんな大きいところで誤字を出すはずがない、と思って検索してみたら、毎日新聞校閲センターが運営するサイト「毎日ことばplus」で、高嶺? 高根? 「タカネの花」と、このテーマが取り上げられていました。
このサイトでは「遠くから眺めるだけで手に入れられないもの。どう書きますか?」という問いに、「高嶺の花」と書く人が93.4%、「高根の花」と書く人が2.6%となっていました。
「嶺」は「御根」の意で同語源だから間違いではなく、日本新聞協会の新聞用語集で「高根の花」という表記を取り決めているそうです。
中学生とか高校生に訊いてみたら、どちらの字を書く子が多いのだろう、と思いました。こういうところから漢字や言葉に興味をもってもらえたらいいな、と思います。
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2014年にback numberが出した「高嶺の花子さん」という曲がありまして、それで「高嶺」は一般的になったのかもしれない…(いや、そんなことはないな)
(為田)